フランチャイズの利益率って何を見ればいいの?注意点は?【騙されないコツを解説】
- 「フランチャイズって、だいたいどれくらいの利益率なの?」
- 「利益率は何を見ればいいの?」
- 「利益率を見るときに注意することはあるの?」
という疑問に答えます。
始めに結論です。
- 業種ごとに利益率を調べました。
- 利益率は、「営業利益率」と「粗利益率」を見ましょう。
- 利益率を見るときには本部の数字を鵜呑みにしないように注意しましょう。
「フランチャイズって、だいたいどれくらいの利益率なの?」
業種ごとに利益率を調べました。
まずはフランチャイズにかかわらず、業種ごと利益率を調べてみました。
経済産業省企業活動基本調査|主要産業の売上高営業利益率と売上高経常利益率から平成29年度の業種ごとの利益率を引用すると・・・
業種合計 4.1%
情報通信業 7.4%
情報処理・提供サービス業 8.2%
インターネット付随サービス業 19.9%
小売業 2.8%
飲食サービス業 3.7%
サービス業 6.6%
となっています。
本当はもっと色々な業種があるんですが、今回はフランチャイズに関係ありそうな業種のみ抜き出させてもらいました。
これは「営業利益率」の数字になります。
インターネット付随サービス業やサービス業の利益率が高いですね。
この理由としては「サービス業は仕入れなどが必要ないからそもそも利益率が高い傾向にある」からだと思います。
しかしこれはフランチャイズの利益率ではなく、業種ごとの利益率ですので知りたい数字とは少し異なると思います。
本来はフランチャイズの利益率もまとめたいところではあるんですが、残念なことにフランチャイズの利益率として信頼できる数字を見つけることはできませんでした。
ですのでフランチャイズの利益率を知りたい場合は個別のフランチャイズ加盟の説明ページを見てみましょう。
大体はそこに利益率が書かれてあります。
ただ、そこに書かれてある利益率を見ると「え?こんなに儲かるの!?」と驚くと思います。
それには少し数字のトリック的なこともありますので、利益率に騙されないためにも「営業利益率」と「粗利益率」の違いを抑えておくことが大切です。
「利益率は何を見ればいいの?」
利益率は、「営業利益率」と「粗利益率」を見ましょう。
この2つを一緒に考えないことが大切です。
Wikipediaから引用すると(ページはこちら)、まず営業利益とは
売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いたものである。販売組織や本社運営の効率性を含めた、企業の本業での収益力を表す指標だといえる。
営業利益=売上総利益 – 販売費及び一般管理費
=(売上高 – 売上原価) – 販売費及び一般管理費
となっています。
それに対して粗利益とは
売上高から売上原価を差し引いたものである。企業の提供する商品・サービスの競争力を表す指標だといえる。
売上総利益=売上高 – 売上原価
もしくは
売上総利益=売上高 – 期首商品棚卸高+当期商品仕入高 – 期末商品棚卸高
となっています。
簡単に説明すると、粗利益は売上から原価を引いたものです。
飲食店で考えると、100万円の売り上げに対して30万円食材原価のお金がかかったのであれば、粗利益は100万円−30万円で70万円。粗利益率は70%となります。
営業利益率とは、粗利益から経費を引いたものです。
飲食店で粗利益が70万円あったとしても、そこからスタッフの人件費や店舗の賃料、広告宣伝費などが必要です。それらが60万円かかったとすれば、営業利益は70万円−60万円で10万円。売上100万円に対して営業利益が10万円なので、営業利益率は10%になります。
ですので粗利益を見るか、営業利益を見るかで数字は大きく変わってきます。
ここで注意です。
フランチャイズは粗利益を強調していることが多いです。
ですので「利益率50%!」と書かれているフランチャイズがあったとしても、そこから人件費や店舗代やロイヤリティを引いたらほとんど残らない、なんてことも多いです。
今見ている数字は粗利益なのか、営業利益なのか、ということを考えながら数字を確認しましょう。
「利益率を見るときに注意することはあるの?」
利益率を見るときには本部の数字を鵜呑みにしないように注意しましょう。
「本部は利益率を少し盛っている」くらいで考えてもいいかもしれません。(笑)
本部としては良く見られたい訳ですから、「計算上はこの利益率なんだけど、実際この数字は出ないよね。でも見た目儲かりそうだからこの数字を公表しよう!」というような数字も多いです。(僕の偏見が入っています。)
でも「この数字は正しそう」とか「この数字が入っていないから本当はもっと悪いだろう」とか分かるようになるには、色々なフランチャイズを見て研究して勉強をする必要があります。
わかりやすく言えば、同じような業種なのにAのフランチャイズにはかかる経費がBのフランチャイズにかからないようになっていたりします。
基本的にそれはおかしいんですよね。
色々なフランチャイズを見ていればこういったことに気づくようになります。
とにかく比較検討して、本当にシュミレーション通りに利益が出るのかどうかを考えましょう。
詳しくはこれらの記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。
「今から良いフランチャイズを探したいけど、どんなことに注意して探せば良いんだろう」「フランチャイズ検索サイトで調べても何を見たら良いか分からない」当記事では、あなたのこんな疑問にお答えします。フランチャイズ探しの注意点を知りたい方は必見です。
フランチャイズの投資回収って何のこと?目安は何年?注意点は?【経験から解説】
「フランチャイズで投資回収って言葉を聞くけど、何のこと?」 「投資回収の目安は何年くらい?」 「投資回収は早い方がいいの?フランチャイズのどこを見ればいい?」 「投資回収を考えるときの注意点は?」本記事では、このような疑問に答えます。投資回収について知りたい方は必見です。
まとめ
以上、今回はフランチャイズの利益率について解説しました。
結論としては、営業利益率と粗利益率の違いを理解した上で盛られた数字に気をつけて見ましょう、ということでした。
他にフランチャイズについて疑問がある場合はこちらで記事をまとめていますのでよろしければ見ていってください。
「フランチャイズって何なのかよく分からない」という方向けのまとめページです。本記事では、そのような疑問に答えます。フランチャイズについて知りたい方は必見です。