フランチャイズ加盟での融資について【自分の失敗談から解説します】
- 「フランチャイズに加盟したいけど、自己資金では足りない。どこからお金を借りれば良いんだろう」
- 「お金を借りるメリットやデメリットは何があるんだろう」
- 「銀行から融資を受けるときの注意点は何かあるかな」
- 「最低限必要な自己資金はいくらくらいだろう」
- 「いくらくらい借りれば良いんだろう」
本記事では、このような疑問に答えます。
始めに結論です。
- まずは親族から借りるのをお勧めします。その後政策金融庫で融資をつけよう。
- お金を借りるメリットは次も借りやすいこと。デメリットは資金繰りを考えなければいけないこと。
- 銀行から融資を受けるときの注意として、「フランチャイズはやや不利」だということです。
- 人によりますが、最低100万円。半年〜1年分の生活費の蓄えは必須です。
- 借りるのであれば、想定よりも多めに借りておくことをお勧めします。
一つずつ解説していきますが、その前に、少しだけ自分の話をさせてください。
僕はフランチャイズに加盟して脱サラ独立してもうすぐ2年というまだまだペーペーです。
そんな僕は資金繰りに相当苦しんだ経験があります・・・。
最初はお金を借りるということに抵抗があったので、政策金融公庫から少しの額を借りて事業をスタートしました。
自己資金はあまりなかったんですが、事業できるギリギリのお金があればいいかなと考えていました。
その結果、事業で利益は出ているのに必要になる設備や経費も多く・・・単月では黒字経営なのに現金がなくなっていき、一時潰れる寸前まで行きました。
生活を切り詰めて切り詰めて、資金繰りに相当苦しんだ結果、やっぱりお金が足りないということになりました。
そして本当は絶対したくなかったんですが、親に頭を下げてお金を借りました。
その後は事業がうまく回り出し、今はあまり資金繰りの心配はしなくても良くなってきています。
と、事業資金に関して苦い思い出のある僕だからこそお伝えできることもあると思います。
僕と同じような失敗をしないために必要なことだと思いますので、ぜひ参考にしてください。
それでは、一つずつ解説していきます。
「どこからお金を借りれば良いんだろう」
まずは親族から借りるのをお勧めします。その後政策金融庫で融資をつけよう。
自己資金では足りない場合、まずは親族を頼ってみるのも手です。
「親族にお金のことで頼りたくない」という方もいると思いますが、直接親族に交渉するというのは非常に大きな経験になります。
実は僕も親族からお金を借りるのはちょっと抵抗がありました。
でもそういう方でも試してもらいたいのは、お金を借りなくてもいいので加盟しようとしているフランチャイズについて客観的に意見をもらうことです。
親族ならおそらく親身になって「本当にそのビジネスは大丈夫なのか?」ということを客観的に見てくれます。
親族からして、急に「フランチャイズで起業したい」と言われるのは心配です。
リスク面を色々と聞かれるでしょう。
その質問に対して「面倒くさいな」と思うのではなく、論理的に「それは〇〇だから大丈夫」というように説明しましょう。
中には自分が考えていなかったリスクを教えてくれることもあります。
ですので親族からお金を借りなくても、まずは相談してみるのをお勧めします。
まずは客観的に判断してもらうためにも親族を頼ってみましょう。
親族に相談した後は、政策金融公庫で融資をつけるのが良いと思います。
政策金融公庫は国が100%出資する公的な金融機関です。
政策金融公庫には創業融資という制度があります。
この創業融資は「新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方に無担保・無保証人で利用できる」制度です。
一般的な銀行は実績を重視されるため、まだ何も事業を始めていない人にお金を貸すのは難しいです。
ですが政策金融公庫は、いわば国が「誰もお金を貸してくれなかったら起業する人がいなくなるから」という理由でお金を貸してくれるわけです。
つまりまだ何も事業を始めていない段階でお金を借りようとするのであれば、政策金融公庫の創業融資を使う以外に銀行からお金を借りる手段はない、と考えてください。
政策金融公庫でお金を借りるためには、創業計画書や月別収支計画書などを作って提出し、それを元に面談してもらう必要があります。
公庫での面談について気をつけるポイントはまた別の記事でまとめます。
ということでお金を借りる手段として、
本当にその事業でいいのか、客観的にみてもらうためにもまずは親族から借りるのをお勧めします。
その後普通の銀行ではなかなかお金を借りることはできないので、政策金融庫を使って融資をつけよう。という事です。
「お金を借りるメリットやデメリットは何があるんだろう」
お金を借りるメリットは次も借りやすいこと。デメリットは資金繰りを考えなければいけないこと。
お金を借りるメリットとしては色々ありますが、次何かあった時にまた借りやすい、ということがあります。
お金を借りてきちんと返済していけば、信用に繋がります。
事業がうまくいっているからこそ、返済していくことができるからです。
ですのでまた追加で資金が必要になったときに、「そういう用途であれば追加で融資しようか」ということになりやすいです。
他にお金を借りるメリットとしては、「お金を借りることで責任感が生まれる」ということだと思います。
お金を借りているからこそ、きちんと計画を立てなければいけませんし、説明をしなければいけません。
そうすることによって自分の事業を自分で深く理解できる、ということもあります。
デメリットとしては資金繰りを考えなければいけないことです。
まず大前提として、もちろんお金を借りると金利がつきます。これもデメリットといえばデメリットですが、これ以上に大事なのは資金繰りです。
例えば、月に20万円の利益を生む事業を作ることができたとします。
「20万円利益が出たから、20万円は自分のお金だ」
と考えているとお金が足りなくなって失敗してしまいます。
理由は、お金の返済があるからです。
お金の返済は利益が出た分から支払わなければいけません。
月々の返済が10万円だったとすると、20万円の利益が出ていても手元に残るのは10万円です。
これをキャッシュフローといいます。
ビジネスでは、このキャッシュフローが非常に重要です。
実際僕もこのキャッシュフローを甘くみていて、単月では黒字を続けていたのにお金が回らなくなって潰れかけました。
ですのでお金を借りるのであればこの資金繰りについては特によく考えましょう。
「銀行から融資を受けるときの注意点は何かあるかな」
銀行から融資を受けるときの注意として、「フランチャイズはやや不利」だということです。
フランチャイズビジネスで銀行から融資を受けるのは、それ以外のビジネスと比べてやや不利です。
今からお金を借りるあなたの立場からすると、「自分で考えて事業を始めるよりも、フランチャイズなら過去の事例も多いしうまくいっているところも多いから融資は通りやすいのでは?」
と思うと思います。
ただ銀行側からすると「フランチャイズに加盟すると言ってた人に融資してきたけど、何件も潰れた」というような見解を持っています。
フランチャイズはいいところを宣伝している分、銀行側からすると「いやいや、そんなにうまくいくわけないでしょ」と考えている部分があります。
ですのでフランチャイズビジネスで融資を受ける場合は、なぜ自分がやるとこのビジネスはうまくいくのか、ということをよく考えてプレゼンする必要があります。
「最低限必要な自己資金はいくらくらいだろう」
人によりますが、最低100万円。半年〜1年分の生活費の蓄えは必須です。
まず最低でも100万円くらいの蓄えがないと、ある程度の融資を受けることは難しいです。
実際100万円くらいの蓄えは、事業がうまくいくまでの期間の生活費で消えてしまうことが多いと思います。
事業のお金と生活費は完全に分けておくことが大切です。
そうしないと「売上ができたからその支払いまでに自分の給料を少しとって・・・」というような自転車操業をすることになります。
自転車操業は資金の流れ、キャッシュフローが非常に悪くなります。
キャッシュフローが悪くなると最悪潰れてしまう可能性もあります。
ですので最低でも半年〜1年分の生活費の蓄えをしてから始めることをお勧めします。
「いくらくらい借りれば良いんだろう」
借りるのであれば、想定よりも多めに借りておくことをお勧めします。
僕はあまり借りずに事業をスタートして、資金繰りに詰まって危うく潰れる寸前のところまでいきました。
この経験から、僕としては借りるのであれば多めに借りておくことをお勧めします。
「金利が勿体無い」と考えるよりも、「潰れてしまったら元も子もない」と考えましょう。
利益が出ても、次に必要な設備を買ったり経費が嵩んだりと、思ったよりもお金は残らないものです。
もちろん業種にもよる話だとは思いますが、できればだいぶ余裕を持って多めに借りておくことをお勧めします。
まとめ
今回はフランチャイズに加盟するときの融資を受ける方法について解説しました。
結論としてもう一度まとめます。
- まずは親族から借りるのをお勧めします。その後政策金融庫で融資をつけよう。
- お金を借りるメリットは次も借りやすいこと。デメリットは資金繰りを考えなければいけないこと。
- 銀行から融資を受けるときの注意として、「フランチャイズはやや不利」だということです。
- 人によりますが、最低100万円。半年〜1年分の生活費の蓄えは必須です。
- 借りるのであれば、想定よりも多めに借りておくことをお勧めします
またフランチャイズの始め方についてはこちらの記事を見てみてください。
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